【12月のゲストはSoñadoresの皆さん!】
モーニングコンサートでは、偶数月に素敵なゲストをお招きしています。12月はフォルクローレグループのSoñadoresのお三方と、更にスペシャルサポーターとしてペルー人のIlich MONTESINOSさんがご登壇くださいました。
今までもクラシックのみならず、他ジャンルから多くの出演者にご参加いただきましたが、今回のフォルクローレは、クラシックコンサートを聞きなれているお客様にも新鮮で、新たな世界の魅力を感じていただけたと思います。
Soñadoresの皆さんのソロで、たっぷりとフォルクローレ(南米の音楽)をお楽しみに頂いた後、澤田理絵も加わって、コーヒールンバやコンドルは飛んでいく、をお楽しみいただきました。また、声楽がご専門の末吉さんと澤田理絵が歌劇「ヘンゼルとグレーテル」の二重唱を披露するサプライズも!更にエンディングのクリスマスメドレーにもSoñadoresの皆さんがご参加くださり、全編を通してヨーロッパの音楽から南米、日本・・・と世界を一周するプログラムとなりました。
Soñadoresの皆さんは何本もの笛を首に下げ、複数の楽器を台の上に準備して、曲間に次々持ち替えて演奏されていました。打楽器や弦楽器、はたまた声も飛び出し、それぞれが何役もこなしながら、時に華やかに、時に物寂しく哀愁漂う音楽を奏でてくださいました。
フォルクローレの生演奏を初めて耳にするお客様もその魅力の虜になったことでしょう。
【チャレンジコーナー】
毎月澤田、みながわ 各自「チャレンジ、またはご紹介したい曲」を選んでプログラムに入れるという試みをしています!
今月澤田理絵は、みながわちかこ作曲の「ひむかの空 」を選びました。
澤田理絵の目のかわりを務めてくれる盲導犬たちは、お仕事を終えて引退すると終の棲家として老犬を看取ってくれるボランティアさんのもとで余生を過ごします。そんな方々の存在があるからこそ、自分たちは安心して盲導犬を引退させ、新しい犬に出会うことが出来ること。そして、そのボランティアを務めてくれている近しい方の犬が最近亡くなったこと。
追い打ちをかけるように、自身の同世代の友人が亡くなった事、など身近に命を考えさせられる出来事が続き、命をテーマにした「ひむかの空」を選んだ事をお話ししました。
この歌の中に「頑張って頑張ってきたあなた 今重荷を降ろす時」という歌詞があります。澤田は「誰でも重荷はあると思います」と話し、皆がその重荷から解放されて、少しでも楽な心で生きられるよう、願いを込めて歌いました。た。
みながわちかこは、クリスマスのこの時期恒例「歓喜の歌~交響曲第9番「合唱」より」 を選びました。ベートーベンの交響曲第9番の4楽章に出てくる有名な「喜びの歌」のメロディをバリエーションにしたこの曲を、ピアノソロで演奏しました。
次回のチャレンジもお楽しみに!
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