【澤田理絵の３文日記】

思わずふふっと頬が緩むコラムを毎月お届けします。

「ゴールデンウィーク」

ゴールデンウィークも終わり、いよいよ梅雨入りの声が聞こえてきそうですね。
気温差が激しいので、体調に気を付けて過ごしましょう。

　制限が緩和されたGW 、お出かけしたり、久しぶりに会いたい人に会えたという方も多いのではないでしょうか？
私はGWの後半に、熊本へ行ってきました。
目的は、中学の頃からずっとずっと大好きなシンガーソングライター小田和正さんのライブ参戦でした。近年はチケットが入手困難で、ファンクラブに入っていても、関東近郊の公演はほぼ取れません。なので、予定の合うところすべてにエントリーし、遠くてもどうにか何とか行きたいというのは、ファン共通のようです。ライブ当日は、この日のために新調したピンクのワンピースを着て、美容院でヘアメイクもして会場へ。
私にとっては、恋人に会いに行くのと同じですもの。
たとえ、何万人の中の一人であっても、小田さんが私を見てくれることなんてあるわけなくても、それでもいいんです。わくわくドキドキする瞬間、遠足を心待ちにする小学生の気持ち、こういう感覚はいつまでも忘れずにいたいものです。
　
　小田さんは70代後半とは思えない、相変わらずの美声の高音で、2時間半私たちを夢の世界に連れて行ってくれました。同年代のアーティストの多くは、1時間半前後のライブをしていると言っていました。
　
　ライブの余韻に浸りながらの帰り道、私は一体何歳まで歌えるのだろう？と考えました。
でも、不安にはなりませんでした。
なぜなら、正しい発声、年齢との上手なお付き合い、自分が進化し続けることに貪欲であれば、きっと道は開けていくのだろうと、今回のライブを聞いて確信したからです。
　
　勇気と元気とエネルギーを沢山もらったので、私も80歳まで歌えるよう頑張ろうと思います。
そして、私が今回感じたようなドキドキやわくわくを、お客様に感じていただけるような歌が歌えるよう、私もわくわくしながら準備していきたいです。

　また来月号でお会いしましょう。